子宮外妊娠の啓発活動とピアサポート ― 新聞各紙に掲載されました
このたび、共同通信の記者さんに取材いただき、私の子宮外妊娠の啓発活動とピアサポートの取り組みが多数の新聞に掲載されました。
第一弾:「子宮外妊娠」経験した医師が啓発活動 発見遅れは命に危険も(8/18配信)
たくさんの地方紙(主にデジタル版)に掲載いただき、8/25の日本経済新聞の夕刊にも掲載されました。

第二弾:その妊娠、本当に子宮内?「子宮外妊娠」判明して鳥肌……経験した医師が語る悲しみ 見落としで死亡報告3件、対策は?いつかの私と僕のため、カギは「早めの受診」(9/24配信)
産婦人科医の宋美玄先生のコメントも入り、さらに充実した内容でお届け!
地元の山陽新聞デジタルは第一弾、第二弾両方とも載せてくれました!

そしてこれまで有料記事という形で配信されていましたが、ついに無料で読める記事として公開されました。
47NEWSで全文公開
この記事はYahooニュースにも掲載され、多くの友人から「ニュースで見かけたよ!」と連絡をもらいました。

センシティブなトピックにもかかわらず、男女問わず「頑張ってるね」「元気そうだね」と気軽に声をかけてもらえたことが、とても嬉しかったです!
子宮外妊娠って知られてる?
医療従事者のあいだでは広く知られている子宮外妊娠(異所性妊娠)。しかし一般の人にとっては、まだ十分に知られていない疾患です。
例えば、感染症疫学者・獣医師の塩田佳代子さんも著書『仕事をしながら母になる』の中で、ご自身の子宮外妊娠の経験を記されています。
妊娠に気づかない時期に突然の強い腹痛と腹部膨満が出現し、救急外来を受診。診断は子宮外妊娠で、そのまま緊急手術となったそうです。
塩田さんは当時の心境を
正直、自分に何が起こっているのか理解できなかった。「妊娠は命がけ」とは聞いたことがあったけれど、実際に起こりうる症状やリスクについては全く知らなかった。
と振り返っています。
この言葉からも、やはり一般の人々が子宮外妊娠についてもっと正しく知る必要性を強く感じました。
「妊娠=子宮内」とは限らない~2度の子宮外妊娠(異所性妊娠)を経験した女性の声と命を守るアクション~
8月1日は「異所性妊娠(子宮外妊娠)啓発デー」。 実は私自身も、異所性妊娠を経験し、手術によって右卵管を失った当事者のひとりです。 医療の現場では、 「妊娠可能年齢の女性の腹痛は、まずは異所性妊娠を疑え」 と何度も繰り返 […]
子宮外妊娠の特徴
私自身は 稽留流産と子宮外妊娠 を経験したのですが
子宮外妊娠は、
• 命の危険がある
• 手術が必要となり、術後の痛みや傷跡に苦しむこともある
• 卵管を失う可能性がある
• 発症率は1〜2%と低く、同じ経験をした人と出会いにくい
• 流産・死産のサポートには入りづらい印象がある
といった特徴があると感じています。
Baby Loss Awareness Weekに向けて
10月9日〜15日は Baby Loss Awareness Week。
世界中で、流産・死産・子宮外妊娠(加えてみました)・新生児死亡・人工中絶などで赤ちゃんを亡くした家族への理解とケアの必要性を社会全体で考える期間です。
ピンク&ブルーのリボンをシンボルに、東京都庁や熊本城など各地の建物がライトアップされます。
この活動は、赤ちゃんを亡くしたご家族が 孤立しないように支え合う場 となり、社会に共感と理解が広がるきっかけになっています。

お腹の赤ちゃんとお別れした方へ
この1週間、一緒に思いをはせる時間を過ごしましょう。
Pregnancy Lossを一人で抱えていませんか?

オンラインでのピアサポートグループ
お腹の赤ちゃんを急に失った悲しみに寄り添い、心をケアする体制がまだまだ整っていません。
最近経験して気持ちの行き場がない方、かなり前に経験したけれど、消化できていない方。泣いたり、話したり、聞いたり、なんでもよし。
ご都合の合うタイミングで参加していただければ、と思います。