2024年6月7日Information ピンクリボン助産師アカデミー メディア掲載

助産雑誌連載3回目は「AYA世代の乳がんの特徴と妊孕性温存」

こんにちは!乳腺放射線科医のSatokoです。

1月から助産雑誌でスタートした連載「実践的おっぱい講座」

3回目は「AYA世代の乳がんの特徴と妊孕性温存」についてまとめました。

20代後半から30代前半にかけて、乳がん手術件数の多い病院で過ごした私。

少し年上の方で乳がんになった方を見ると、ショックでしたし、

また乳腺外科と産婦人科で行われる、妊孕性温存のカンファレンスも興味があったので

参加したり、サマリーを見せてもらっていました。



でも私放射線科医なので、この情熱を披露するところがなかったのですが

今回機会をいただき、7ページにまとめることができました。




AYA世代の疫学

AYA世代乳がんの特徴

乳がん治療と妊孕性の低下

  1. 化学療法による卵巣機能障害
  2. ホルモン療法期間の加齢(卵巣予備能の低下)

乳がんと妊孕性温存療法

妊孕性温存療法の情報提供における課題

妊孕性温存をするかどうかの決定は困難を極める

妊孕性温存における意思決定支援

サバイバーシップへの継続的な支援

助産雑誌 2024年6月号 P299-305


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※該当ページは、医書.jpサイトからもお読みいただけます。



先日、日本の合計特殊出生率が1.20と過去最低になったとニュースで取り上げられていましたね。

子供が産みたくても産めない理由として、お金の問題ばかり取り上げられているように思いますが

若くしてがんになった場合、欲しくてもできない、またそういったことを言い出せない雰囲気がある、とよく聞きます。

この妊孕性温存についての情報提供には、地域格差、病院格差のあるのが現状です。

プレコンセプションケアも関係しますので、是非助産師さんにも知っておいてもらいたい知識です。


また情報リンクまとめについてはこちらのブログもご覧ください。

【保存版】20-40代で乳がん|妊孕性温存療法の情報リンク5選

乳がんの告知をされた時は、当然ながらパニックになります。 若くして乳がんになると 「生きられるのか?」 と同時に 「将来、子供が産めるのか?」 と、妊孕性のことまで…



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