ブラジルの放射線学会で講演を行ってきました
10月12日から14日にかけて、ブラジルのリオデジャネイロで行われた、52nd Brazilian Congress of Radiology and Diagnostic Imaging (CBR23)に参加してきました。
日本医学放射線学会代表として行かせていただく、貴重で名誉な体験となりました。
何故私が行くことになったか?
何故推薦を受けて行こうと思ったかは、こちらのnoteにまとめてあります。
さて、私に課せられたタスクは講演4つと国際交流だったのですが
まず国際交流においては、日本に住んでいる日本人の先生よりはできる自信がありました。
いや、だって在米5年目だし、そもそも私は社交的な性格なので。
でも、英語で講演を4つこなすこと
聞こえも難しそうですが、実際やってみるとかなり大変でした。
直前まで日本に一時帰国している予定だったので
実家にいる空き時間に一生懸命準備をしましたが
結局7割くらいの出来で、ブラジルに向かうことに。
今までスライドの準備が間に合わなくて、ヒヤヒヤしたことは
何万回もありましたが、今回もかなりやばい。。。
成田→サンノゼで9時間。
自宅に一泊し、サンノゼ→ヒューストンで4時間、ヒューストン→リオデジャネイロで10時間
という過酷なフライトスケジュールをこなした後
疲れているのに、リオデジャネイロの半日観光を楽しみ(笑)
その後学会会場となるホテルにチェックイン。
CBRの運営側の先生、他のinternational speakerの先生との交流には
毎回顔を出しながら、発表まで準備を進めました。
International Forum
GLOBAL PERSPECTIVES IN ONCOLOGIC IMAGING - THE ROLE OF IMAGING IN CANCER
PREVENTION AND EARLY DETECTION ACROSS VARIOUS RADIOLOGY SUBSPECIALTIES
産婦人科領域のメキシコから来たDrの後に、2演題続けての発表
不思議と全く緊張することなく、終わらせることができ
ディスカッションも乗り切りました。
Breast Imaging Session
丸2日縦でずっと行われており、放射線学会でこんなに乳腺の分野を取り上げるのは
珍しいと感じました。
だからこの領域で呼ばれたのもきっとあるのでしょう。
午前と午後に一つずつ発表しました。
1日目に比べると、言葉に詰まってしまった場面がありましたが
要所要所でウケましたね!
他の演題でダントツ面白かったのが、トランスジェンダーの方の乳腺疾患をどう取り扱うか
街を歩いていて感じたのが、ブラジルにはトランスジェンダーの方が多いということ。
体も大きく、派手なので目立つのもあるのですが、やはり人口の2%と多い国にランクインされるらしいです。
したがって、ホルモン注射をした乳腺にどのような変化が起こるのか?それをどうマネージメントしていくのか?
日本では中々取り上げられないテーマだったのと同時に
発表したDrがめちゃめちゃ面白くて、エネルギッシュな方だったのが、すごく印象に残りました!
Breast ImagingのセッションをオーガナイズしたDrたちとも交流を深め
最後のセッションで一緒だった、イタリア人のDrは
私が"Ola〜"と瞬間に「この人と友達になりたい!」と思ってくれたらしく
その後お茶をしてディナーも一緒に食べました。
帰りにイグアスの滝により
飛行機を間違え、乗り遅れ
コロナをもらって帰りましたが
総じてとても楽しい経験をすることができました。
アドバイスをしてくれた先生や
心置きなく行かせてくれた家族に感謝の気持ちでいっぱいです。
どうもありがとうございました!