2023年5月28日Breast Awareness Information イベント・セミナー情報 ピンクリボン助産師アカデミー

セミナー「妊娠期・授乳期の超音波画像を詳しく」のお知らせ

こんにちは!乳腺放射線科医のSatokoです!

以前「授乳期における乳がん+α講座」を受けられた助産師さんから、こんな感想をいただきました。



・いつも触診だけだが、乳房の状態を画像で客観的に見ることができて、すごく勉強になった。

・自分でも超音波をできるようになりたいので、もっと勉強したい

と超音波に対する興味がむくむくむく!


お産を扱っている助産師さんの中には、超音波を持っている方もいらっしゃいますし

胎児超音波はできる方も。

でも腹部用のプローべなので、乳腺はよく見えない。。

どの装置を使えばいいの?

そもそもどうやって検査すればいいの?

と疑問は山積み。


そんな助産師さんの疑問を解消すべく、6月にセミナー「妊娠期・授乳期の超音波画像を詳しく」を行うことにしました。



ゲスト講師は超音波検査士の前田奈緒子さん。

以前、乳癌画像研究会でご一緒して、声をかけさせていただきました!



内容としましては

乳腺超音波検査の基本や装置の種類を説明いただいた後、

・妊娠期・授乳期の乳腺はどのように見えるのか?

・乳腺炎、乳腺膿瘍

・乳瘤

・白斑

・乳房マッサージ前後の乳汁うっ滞の様子

・乳癌

・線維腺腫

など、画像をたくさん見せていただく予定です。



正直、乳腺の超音波は描出するのは簡単ですが、評価はそんなに簡単ではありません。

でも助産師さんが触診だけでなく、客観的な超音波画像を勉強することは非常に大事です。


・乳腺炎なのか、乳腺膿瘍ができてしまっているのか?

・はたまたしこりがあるのか?

・しこりは良性っぽいのか?悪性っぽいのか?

・乳腺外科に紹介した方がいいのか?

・乳房マッサージでサイズの変化がみられるのか?

などをチェックできると、適切な受診を勧めるために役立つと考えます。

もちろん助産師さんは正常を扱う仕事で、異常があれば医療機関に紹介となりますが

触診だけだと、受診を勧めるべきなのかどうなのかわからない時が少なからずあるでしょう。

しかし、現実問題、医療機関に紹介しても

「授乳期はわからないから、授乳が終わったら来て。」と

受診を断られたりすることもあります。



これは何故か?



それは医療者側に、妊娠期・授乳期の乳腺の画像診断に対して苦手意識があるからです。

でも実際にどれくらいの先生がどれくらい妊娠期・授乳期の画像をみたことがあるのでしょうか?





わかりにくい」という先入観で、食わず嫌いしていることも大いに考えられます。

また、乳腺疾患や乳腺画像の本を買っても、乳癌がほとんどを占め

妊娠期・授乳期の状態や乳腺炎、乳腺膿瘍などは本当にちょろっとしか載っていません。



勉強しにくいんですね。




妊娠期・授乳期はマンモグラフィを避けることが多く

何かあったら超音波で評価しなければいけない。

はっきり言って、超音波の独壇場です。



でもあまり本にも載っていないし、たくさん症例を見たわけでもないし

よくわからない。自信がない。

といった技師さんやドクターの方もたくさんいらっしゃるかと思います。



そのため、今回のセミナーは

助産師さんだけでなく、技師さんやドクターの方にも来ていただけたら、と思います。

このテーマに興味のある、医療従事者の方は職種問わずウェルカムです!



日時

2023年6月23日(金) 20-21時半(日本時間)

場所

zoom

参加費

3500円 (一般)

※ピンクリボン助産師さんグループメンバーの方は、月額費に含まれていますので、あらためての参加費は必要ありません。

お申し込みはボタンをクリック


前田さんは本当に妊娠期・授乳期の乳腺超音波画像をたくさんお持ちです!!

私も乳癌ばっかりの施設にいたので、そのバラエティには感動しました。

あんまり本に載っていない症例をいっぱい見るチャンスですので、この機会に一緒に勉強しませんか?



お申し込み、お待ちしています!

またシェアいただけると大変助かります!どうぞよろしくお願いします!