2022年7月16日Pregnancy loss

ピアサポートグループ「Pregnancy Lossピアサポート+」ファシリテーターのご紹介

2022年2月から毎月1回ピアサポートグループをオンラインで開催しています。

グリーフ経験や専門分野が違うファシリテーターが3人いることで、いいバランスで行えていると感じています。

この記事ではファシリテーターの自己紹介、ピアサポートグループへの想いをまとめています。


Satoko Fox
医師 (専門は乳腺の画像診断)

2019年 37歳で第1子をアメリカで出産

2020年 第2子 心拍が確認できぬまま稽留流産

2020年 第3子 右卵管妊娠で手術

2021年 第4子 卵黄嚢が確認できぬまま稽留流産

ピアサポートグループへの想い


コロナになり、人と会えない中でグリーフを立て続けに経験した私は「オンラインで日本語で話せるピアサポートグループがあればいいのに」と心の底から思いました。

実際側にいてくれること。これに勝ることはないと思ってはいますが、オンラインでもできることはある!

祥子さんとえりこさんの協力もあり、ピアサポートグループを始めることができました。私自身も毎回気持ちをシェアすることにより癒されています。

参加された方の一人でも多くの方の心が楽になるよう願っています。


小谷 祥子
ウィコラ創設者・代表
米国ナースプラクティショナー(診療のできる看護師)


アメリカで第1子を出産後、左心低形成症候群という稀な心臓病で産後1日で失うことに

第3子を流産 当時4歳の娘と自然に返す

グリーフから10年経過

ピアサポートグループへの想い


私は赤ちゃんを亡くしたあと、ピアサポートを一年続けました。 同じような経験をした人に話を聞いてもらったり、話を聞いたりすることで、心の平穏を取り戻していったことを覚えています。 地域活動を10年以上続けてきて強く感じるのは、仲間同士の交流や支え合いの大切さです。これは医療者になった後も同じ気持ちです。 この会が一つの選択肢として、少しでも気が楽になってもらえたら嬉しいです。


Eriko Oba-Daniele
MSW
米国ホスピスソーシャルワーカー
グリーフカウンセラー



過去に出産トラウマ、不妊治療、産後うつ・不安障害を経験

その際、自分に合ったカウンセラーやピアサポートを見つけることは難しいと痛感


ピアサポートグループへの想い


グリーフ経験談シェアのタブー感を軽減したい気持ちが大きいんです。

disenfranchised (奪略された)グリーフともいわれる、pregnancy lossの悲嘆への一般的理解やサポートが不十分なのが現状ですよね。グリーフワークの辛い所、混乱する感情、自分の心の声に耳を傾ける勇気など、色々な形のグリーフ経験を正常化していく応援をしています。ピアの立場からサポートしてるからこそ、私が学ぶことがいっぱいあります。




こちらのYouTube動画でも想いを語っています。ご覧ください。