センチネルリンパ節生検- 第14回目助産師さんグルコンを終えて
こんにちは!乳腺放射線科医のSatokoです。
11月24日(金)ブラックフライデー(!)にグルコンを行い
9名の助産師さんがリアルタイムで参加してくださいました。
今回のミニ講座は「センチネルリンパ節生検」について
このテーマになったのは、前回のグルコンの際に「センチネルリンパ節生検の注射が痛い」という話題が上がり
センチネルリンパ節生検について勉強したいという意見が出たためです。
「センチネルリンパ節生検」
▶︎どういった場合にセンチネルリンパ節生検を行うのか?
▶︎センチネルリンパ節生検と腋窩リンパ節郭清の対比
▶︎センチネルリンパ節生検のやり方
・ラジオアイソトープ法(RI法)
・色素法
▶︎術中の流れとYouTubeビデオを用いて
を解説しました。
センチネルリンパ節生検で痛い、とされている注射は、通常手術の前日に行われることが多い
RIの注射になります。
(色素法の注射は全身麻酔下で行うため、覚えていないし痛くないため)
たくさんの闘病ブログで「人生で一番痛い」と書かれているこの注射ですが
実際に受けられたことのあるグループメンバーさんは
・10分の10の痛さ
・電流のような激痛が走る
・胸の中で花火が上がっているみたい
とも表現されていました。
一方で、「痛かったけれど、そこまで覚えていない」とおっしゃる方もおり、
やはり個人差があるようでした。
また、「なぜそんなに痛いのに、麻酔なしでするのか?」という質問も上がり
そういうところあるよねー、という話と
アメリカでは日本よりオピオイド(麻薬)の処方のハードルが低く
過去に問題となった「オピオイド危機」のお話なども紹介させていただきました。
ミニ講座の感想として
センチネルリンパ節生検の手技は手術の間に完了すると思っていたので
手術の前から準備があり、しかもその注射が痛いこと、でも個人差もあることが知れてとてもよかった。
今後センチネルリンパ節生検について聞かれたことがあった場合、きちんと答えれることができそうで嬉しい。
と言ってもらえ、よかったです!
今年はあと1回。
次回は12/22(金) 21時半〜 「脇のしこり 副乳との鑑別」
で、わきのことが続きます。
\助産師さんに乳がんの勉強ができる場を/
あなたも仲間に加わって、一緒に勉強しませんか?
普段聞いてみたいこと、リクエストいただけたらグルコンで取り上げていきますよ。
講座やグループにご興味のある方は、こちらのページをご覧ください。
これからセンチネル生検をすることになり、検索していたら、このブログにたどりついた方へ
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