2022年8月15日Information イベント・セミナー情報 ピンクリボン助産師アカデミー

AYA世代乳がんサバイバーさんの想い、届け!

対談【助産師さんだからこそ知ってもらいたい乳がんのお話】まで2週間を切りました。

対談のゲストスピーカーは、AYA世代乳がんサバイバーさんのお二人。

どのような経験、どのような想いをシェアしていただけるのか、簡単にご紹介します。



永田美香

娘が1歳半になる頃に、卒乳を目前にして39歳で乳がんが発覚。

泣きじゃくる娘と、涙が枯れるほど泣きながら話をし、断乳をしました。

その時に娘に「お母さんは、生きたい。」と何度も伝えました。

そして卒乳後には、「お母さんが生きるために、協力してくれてありがとう。」と何度も伝えてきました。

この辺りの話は、対談で話すと泣いて話しにならなさそうなので、こちらでご紹介しておきます(今も、思い出して泣きながら書いています)

  

授乳中の乳がん診断は、難しい壁がいくつもあります。

だけど、この授乳期がおっぱいに目を向けるチャンスでもあり、乳がんの早期発見に抜け落としてはならない時期でもあるようです。

子どもにとって、なくてはならない存在である「母」になったからこそ、

自分のカラダをますます大切にしよう!と強く思っています。

その辺りの話を皆さんと一緒に、さとこ先生からお聞きできるこのチャンスをいただけて嬉しいです。

対談では、助産師さんへ望むことをお伝えしたいと思っています。

お会いできるのを楽しみにしています。


青野有紀子

助産師の皆さんに、ぜひ伝えたいお話です。

昨年、私は35歳で乳がんになりました。

乳がんになったことで、私の助産師としての意識は大きく変わりました。

女性の乳房に触れる職業として、女性の身近な相談役として、私たち助産師がもたらす乳がん啓発の役割は想像以上に大きいと感じました。

でも、助産師が乳がんについて学ぶ機会はなかなかありません。

たまたま母乳ケアをしていたらその方が乳がんだったとか、そういう経験がない限り、自分事として深く学ぼうという気にはならないかと思います。

(私もそうでした。。。)


助産師は女性の一生に寄り添う仕事なので、

仕事の内容は多岐に渡ります。

その中で、乳がんをさらに学ぼうとする人は少ないかもしれない。

そんな中先日、乳腺放射線医のさとこ先生が、助産師が乳がんについて学べる場を作って下さいました。

私もすぐに、そのピンクリボンのグループに入らせてもらい、月に1回のグルコンや勉強会に参加させてもらっています。

そして今月26日、

さとこ先生と、

アスレティックトレーナーであり乳がんサバイバーのみかさんと、

助産師であり乳がんサバイバーの私、

の3人で、対談を行うことになりました。

テーマは"助産師さんだからこそ知ってもらいたい乳がんのお話"

日頃から女性の健康に大きく関わる仕事だからこそ、

知っていて欲しいんです。

授乳中にも乳がんになることや、

AYA世代の乳がんサバイバーは、その後の妊孕性を大きく失っていくということ。

もしもこうした悩みをもつ女性に出会った時、助産師としてどう寄り添いますか?

どんな言葉を、情報を伝えられますか?

今や9人に1人が生涯乳がんになるといわれ、20代、30代のAYA世代と言われる若年性乳がんの方も年々少なからず増加をしています。

結婚、妊娠、出産

女性の人生が大きく変わる時に、同時に乳がんという病気がやってくる。

実体験としても、ものすごくつらい。

現在、私は乳がんの術後1年がたち、再発防止の為のホルモン療法を行なっています。

ホルモン療法中は妊娠出産をすることができず、5年後治療を終えた時には、私は自然妊娠が難しい年齢になっています。

赤ちゃんが欲しい気持ちと、

再発をせずに生きなきゃという気持ちと、

今も現在進行形で悩んでいます。

そんな葛藤を、対談でお話できたらなと。

でもたぶん泣いちゃうな。

助産師さんに聞いて欲しいお話ですが、助産師さんじゃなくても参加可能です。


みんな泣くかもしれない(何故か私も)。

でも大事なことなので、精一杯伝えたい。

イベントの詳細はこちらからご覧になれます。