遺伝性乳がんについて知っておこう- 第12回目助産師さんグルコンを終えて
こんにちは!乳腺放射線科医のSatokoです。
8月25日(金)のグルコンテーマは、遺伝性乳がんについて
12名の助産師さんがリアルタイムで参加してくださいました。
「遺伝性乳がんについて知っておこう」
家族に乳がんの方がいる場合は全乳がんの15〜20%
遺伝性乳がんの割合は5〜10%と言われていますが
その中でも最も多い、遺伝性乳がん卵巣がん症候群について取り上げました。
遺伝子に病的バリアントがある場合は
若年発症傾向、乳がんや卵巣がんになる確率が高くなり
マネージメントが一般の人と比べ変わってきます。
実際に助産院で「お母さんが乳がんで...」と話される方もいるそうで
具体的にどんな情報提供ができるのか、についてまとめました。
・遺伝子検査の適応
・遺伝カウンセリング
・どこで診療が受けられるのか?⇨
・誰が何をやっているのか?
・サーベイランスや予防的リスク低減手術
実際に全てをまかなえる施設はかなり限られていること
遺伝子検査ではっきりと陽性と出ることはかなり少ないこと
遺伝カウンセラーさんが足りないことが問題となっていること
などもお話ししました。
今回は遺伝性乳がんの話でしたが
反対に、家族歴がいなくても
乳がんになる人もたくさんいるんだ、と知れたことで
乳がん啓発にやる気が出た方もいらっしゃいました。
後半では私は最近サポートをさせていただいた方で
幼いお子さんがいて、乳がん闘病をすることがどんなに大変か
目の当たりにすることがあったので
その経験をシェアさせていただきました。
来月は薬剤師さんとコラボをして、セミナーを行います!
\助産師さんに乳がんの勉強ができる場を/
あなたも仲間に加わって、一緒に勉強しませんか?
普段聞いてみたいこと、リクエストいただけたらグルコンで取り上げていきますよ。
講座やグループにご興味のある方は、こちらのページをご覧ください。