セミナー「乳がんホルモン療法の副作用とその対策」のお知らせ
こんにちは!乳腺放射線科医のSatokoです!
私の専門は画像診断ですが、自分が患者側になった際
・病院のサポートって十分じゃない
・心に寄り添ってくれているとは言い難い
と感じたことより、心に寄り添った活動が少しでもできればな、と常々思っています。
病院外で、たくさんの乳がんサバイバーさんの方とお話ししたり
前回60名の乳がんサバイバーさんにご協力いただいた「乳がんとココロ」アンケートから
ある共通の悩み、不満が浮かび上がってきました。
それは
「ホルモン療法中の副作用が辛い」
でも主治医に言っても、あまり取り合ってくれない
というもの。
今回のセミナーでは、この問題に取り組みます!
乳がんの7割程度は、ホルモン受容体陽性のルミナルタイプの乳がんです。
治療としては、術後に5-10年のホルモン剤の内服が推奨されていますが
副作用に悩んで、内服を中断する人も少なからずいらっしゃいます。
周囲の人や医療サイドからしてみても
・抗がん剤よりはソフト
・更年期症状だから、いずれ経験するもの
と思い、ホルモン療法の副作用を軽視する傾向があります。
でもホットフラッシュ、関節痛、気分の落ち込みなど副作用は多岐にわたり
毎日のQOLが下がってしまいます。
しかも辛いのに、誰も聞いてくれない。
このセミナーは
・ホルモン療法の副作用に対する具体的な対策
・ホルモン療法が辛い乳がんサバイバーさんに寄り添う
を目的としています。
内容
・ホルモン療法の作用機序 閉経前、閉経後の違い
・5年、10年内服することで再発はどの程度減るのか?
・ホルモン療法を中断した時の再発率
・副作用の辛さって聞いてもらえない 患者と医療者の認識の開き
・副作用とその対策①手のこわばりや筋肉痛
・副作用 とその対策② 気分の落ち込み
・副作用 とその対策③ 骨粗鬆症
・副作用 とその対策③ 中性脂肪上昇や体重増加
薬剤師 まるさんから
実際の患者さんの声、調剤薬局での指導例を交えて、お話ししていただきます。
私の方からは
ホルモン療法と妊孕性についてお話しさせていただきます。
最後に
医療者ができること
患者さんができること
を一緒に考えていければ、と思います!
講師
ゲスト講師
まる 江淵愛(エブチアイ) 外来がん治療認定薬剤師
調剤薬局薬剤師として10年勤務。 がん患者・家族サポートする場所が少なく、もっと心に寄り添った医療を提供する場所が必要であると考えて、フリーでがん患者・家族サポーターとして活動。
インスタグラムはこちら
主催
Satoko Fox 乳腺放射線科医
大学病院に10年勤務後、スタンフォード大学に研究留学後、カリフォルニアに移住。
「病院では行き届かないサポートを新しいカタチで」をモットーに、乳がんや妊孕性をテーマにオンラインで活動中。
インスタグラムはこちら
日時
2023年9月17日(日) 10〜11時15分(日本時間)
※リアルタイム参加が難しい方も、後日アーカイブがご覧になれます。
場所
zoom
参加費
定価:3900円
\8/31までにお申し込みの方はクーポンコード"SUMMER"入力で、900円引きの3000円/
9月中のお申し込みは、3900円になりますので、お申し込みはお早めに!
乳がんサバイバーさんや、乳がん患者会を主催されている方
医療従事者の方
奮ってご参加ください!