乳がんのサブタイプと病理結果を理解しよう- 第11回目助産師さんグルコンを終えて
こんにちは!乳腺放射線科医のSatokoです。
7月28日(金)のグルコンでは、乳がんのサブタイプや病理結果について解説し
13名の助産師さんがリアルタイムで参加してくださいました。
「乳がんのサブタイプと病理結果について理解しよう」
ひとくちに乳がんと言っても、サブタイプやステージ、その他の予後予測因子について
内容は大きく異なってきます。
・乳がんの種類
・DCISの種類と予後
・乳がんのサブタイプの決め方と治療方針
・グレードについて
・サブタイプによる乳がんの特徴
・ステージの決め方と病期分類
・サブタイプによる遠隔転移の部位の違い
などについて、解説しました。
妊娠期、授乳期にかかるのは、HER2タイプやトリプルネガティブタイプといった
元々予後が悪い乳がんであり
受診や診断の遅れにより、腫瘍径が大きく
リンパ節転移の頻度も高いです。
なので、本当に早く診断、治療をする必要がありますので、このことはしっかり押さえておいて欲しいことになります。
ミニ講座の後、グループメンバーさんで、かつ乳がんサバイバーさんである
3人の方に、ご自身の経験談をシェアいただきました。
高グレードを指す、顔つきが悪いってどういうこと?って思った、など、そりゃそうだ、、、
その後いつものように、10分間の少人数ディスカッションを行い、あっという間の1時間でした。
次回は8/25(金)20時からで、テーマは「遺伝性乳がんについて知ろう」です。
比較的若年で乳がん、家族歴もある方は、遺伝性乳がんなのかも?と疑うことからスタートです。
そのために知っておいて欲しいこと、解説します。
地域格差、病院格差のある、遺伝性乳がんに対するアプローチ
現状の問題点についても、お話していきます。
そして、9/17(日)には薬剤師さんをお招きして
セミナー「ホルモン療法の副作用とその対策」を
開催することが決定いたしました!
\助産師さんに乳がんの勉強ができる場を/
あなたも仲間に加わって、一緒に勉強しませんか?
普段聞いてみたいこと、リクエストいただけたらグルコンで取り上げていきますよ。
講座やグループにご興味のある方は、こちらのページをご覧ください。